2018年3月から夫のインド・デリー駐在に伴って家族でインド生活をしていました。
インドは、いろんな物が数十円とかで買える、食べられるというイメージがありますね。。
けれど、それはバックパッカー旅行者から来るもので、駐在員はじめ、インドに長期で住んでいる人の生活費や、行くレストランなどは日本と同じくらいの価格帯、もしくはそれ以上のところも普通にあります。
実際住んでみると、インドだからといって全てが安いわけではもちろんなくて、日本よりも高いものも多かったです。
インドの物価感と、実際にインド駐在中の1ヶ月の生活費をまとめてみました。
この記事は、我が家の個人的な体験談です。
日本でもどこでもお金を使う人は使うし、節約する人は節約する、家庭によって違うと思います。
ひと家庭のサンプルとしてご覧いただけたらと思います。
※2020年12月現在。1ルピー≒1.5円換算。
インドの物価感
物価感として、スターバックスのbrewed coffee(オーソドックスなホットコーヒー)で1杯約240ルピー(約360円)。
露天ではない、ファーストフードのようなところで飲むチャイで1杯約60〜70ルピー(約90〜105円)。
日本食は1食ランチセットで、600〜900ルピー程度(900〜1350円程度)。
インド料理は、日本人駐在員がいくようなレストランだと、バターチキンと、ナンで約700〜1,000ルピー弱(約1,050〜1,500円)のイメージです。
(ホテルなどで食べるともう少し高くなる場合も。)
フードコートで食べるようなインド料理プレートで250〜300ルピー(375〜450円)くらい。
ちなみにインドのビールは、350ml1缶で約100ルピー(約150円)、ちょっといいビールで150ルピー程度(225円程度)。
インドのワインは約500〜1,500ルピー(約750〜2,250円)。
そして、もちろん外国産のワインはかなり高いです。(そもそもそんなに売っていないですしね、、)
インドで高いと感じるもの
- 車関係の費用(レンタル代+ガソリン代)
- 光熱費
- 家賃
- 外食費
インドで家族で生活するにあたり、必須なのが車。
交通ルールがあってないようなもんのインドでは、自分で運転することは、多くの駐在員が推奨されておらず、ドライバーを雇うことになります。
駐在家族連れはマスター(旦那さん用)とファミリー(家族用)の2台車を持つことが多いよ。
会社によって補助が出るところ、全額会社持ち、旦那さん用の車だけ支給されるところなどそれぞれ規定も違いますが、車レンタル&ドライバー代や、ガソリン代などが毎月かかります。
また、ドライバーの拘束時間が決まっている場合、拘束時間外は追加でかかったりもします。
我が家の場合は9時から6時までがドライバーの基本時間ですが、息子のプレのお迎え送りがあるため朝早く来てもらっているので追加でかかっていました。
光熱費も高い印象です。
空気清浄機を1年中ずっとつけっぱなしにしていたり、買い出しで仕入れた冷凍品を保存するための、巨大な冷凍庫を多くの家庭が持っているので、その分光熱費がかかります。(あとはインドの家は広い、というのもあるかな。。)
4ベッドルーム(リビング+ベッドルームが4つのお家)の我が家の場合、月に13,000〜25,000ルピーくらい(19,500〜37,500円)かかっていました。
もっと大きな家だと、30,000〜50,000ルピーくらい(45,000〜75,000円)いく家もあると聞いたことがあります。
家賃は、駐在としてインドにいる場合、会社の補助があるところが多いとは思いますが、インド・デリーで日本人や他の国の駐在員が住むようなエリアは4ベッドルームで、月に250,000〜400,000ルピーくらい(375,000〜600,000円)の家賃がかかったりします。
あ、もちろん、もっともっと高いお部屋もあります。
(2019年に家探しをしたときの状況です。条件にもよりますし、コロナ禍で変動がある可能性もあります。。)
外食費も、意外と高くつきます。
日本食料理が比較的高い、というのは日本以外の全世界共通かと思いますが、インド料理も、普通のレストランなどに行くと、1食大人2人でアルコール抜きで、2,000〜3,000ルピーくらい(3,000〜4,500円)は普通にかかります。
ローカルマーケットなどの屋台で食べれば安くつきますが、屋台で食べてお腹を壊すリスクを考えると住んでいる人はそこまで行かないかも。。
他にも、インドはプラスチック製のものが高いです。
日本である100均で買えるようなものが高く売っていたりも。(最近は100匀に近いお店もできてますが、それでも高い印象です。)
また、野菜はローカルマーケットで買えば安いですが、オーガニックにこだわると日本の価格とそこまで変わらないですし、フルーツもインド産は安いですが、輸入物はびっくりするくらい高いです。
インドで安いと感じるもの
- 通信費
- 人件費(メイド)
- プリスクール代
- インド産のフルーツなど
逆にインドで安いと感じるのは通信費。
インターネットは、我が家は毎月アンリミテッドで2500ルピー(3,750円)。
携帯代は一人当たり1000ルピー(1,500円)もしないで不自由なく使えるプラン。
また、人件費が安いインド。メイド代も安いです。
1ヶ月フルタイムで15,000〜20,000ルピー(22,500〜30,000円)で雇うことができます。
子供のプリスクール代も日本に比べると安かったです。
9時〜16時まで子供を預けても、1ヶ月12,000ルピー(18,000円)。(モンテッソーリ教育のクラスと午後のデイケア分、昼食、お菓子代含む)
インドのプリスクールは英語だし、教育熱心なところも多く、安くて、今思えば貴重な体験だったわ。
インド産のフルーツも、比較的安くて、バナナや、マンゴー、ドラゴンフルーツ、パイナップルなんかは安く手に入ります。
毎日スムージーにして飲むのが日課でした。
我が家のとある1ヶ月の生活費
1ヶ月まるまるインドの自宅で過ごすことは、意外と少なかったりしますが、とある2019年のインドで1ヶ月過ごした月の生活費です。
家族構成は、パパ、ママ、当時2歳の僕の3人。インドのデリーに住んでいたよ。
インド1ヶ月の生活費
- 食費 10,000ルピー(15,000円)
- 外食 17,000ルピー(25,500円)
- お酒 6,000ルピー(9,000円)
- 日用品 1,500ルピー(2,250円)
- 雑費 15,000ルピー(22,500円)
- 光熱費 13,000ルピー(19,500円)
- 通信費 2,500ルピー(3,750円)
- 携帯電話 2,000ルピー(3,000円)
- 交際費 3,000ルピー(4,500円)
- 夫交際費 15,000ルピー(22,500円)
- 息子関連 9,500ルピー(14,250円)
- メイド 18,000ルピー(27,000円)
- ドライバー追加 5,000ルピー(7,500円)
- ガソリン代 11,500ルピー(17,250円)
- プリスクール 12,000ルピー(18,000円)
- 日本のTVが見られるサービス4,000ルピー(6,000円)
- クリーニング 3,000ルピー(4,500円)
148,000ルピー(222,000円)
※上記金額にプラスして家賃代、車レンタル代が給料から天引きでかかってきます。
一見安いように見えますが、インドでは慎ましく生活し、年に2回の日本への一時帰国、年に1回の買い出し休暇、他ヨーロッパなどへのホリデーでは、インドでの鬱憤を晴らすべく、楽しく、美味しいものを食べて過ごす、という生活スタイルでした。
正直娯楽がそこまでないのでそんなに使うこともないですしね、、
外食は毎週土日のランチ、月6〜7回くらいの頻度でした。
交際費やお酒代は月によって大きく変動。ホームパーティーとかするときはもう少しかかってるかな。
我が家の場合は、インドでの食費が安いのは、野菜や乳製品、鶏肉はインドで手に入れ、それ以外の調味料を含めたものの多くは日本から持ってきているからです。
インド駐在あるあるですが、日本の食材は非常に高い&買えないものも多いので、一時帰国をする時やアジアの別の国への買い出し旅行で買ってくることが多いね。
以上インドに実際に住んでみて感じたインドの物価感と1ヶ月の生活費でした。
子供の英語力を日本で維持するために・・↓↓
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