リモート引越しって言葉、聞いたこと、ありますか?
このコロナ禍でチラホラ聞くようになった言葉。
外国の駐在先から、コロナ禍のゴタゴタで日本に一時帰国中に、本帰国が言い渡され、その駐在先に帰ることなく、引越し業者が外国の自宅に入り、ビデオ電話をしながら引越しを進めること。
本人不在のまま、ビデオ電話でリモート作業で引越しするので、リモート引越し。
今回、我が家もインドの駐在先からリモートで引越しをすることになりました。
引越しまでの準備から引越し本番まで、結構大変でした。。
この記事では、リモート引越しで行ったことをまとめています。リモート引越しの可能性がある方、これから海外に駐在に行く予定がある方に読んでいただけたら嬉しいです。
インドのお部屋にあるものを仕分け
- 日本に送るもの(航空便)
- 日本に送るもの(船便)
- 現地で人にあげるもの
- 現地で捨てるもの
- 現地で売るもの(ローカル向け)
- 現地で売るもの(日本人向け)
- 現地の友人に預かってもらうもの
- レンタル業者のもの
家の全てのものを上の8項目に分けてエクセルで表を作成。
リビングルーム、キッズルーム、寝室、書斎、ゲストルーム、バス&トイレ、キッチン、廊下、玄関、、家にあるもの全てをリスト化し、項目分け。
我が家はまだメイドさんを雇っていたので、メイドさんに全ての写真を撮ってもらい家にあるものを把握しました。
初めにお部屋の全体写真を撮ってもらい、大まかに何があるのかリスト化して、最終的には本や子供用の洋服など1枚づつ写真を撮ってもらいました。
サイズアウトした息子の洋服、インドで買ったティッシュ、チョコレートなどはメイドさんに。日本食などは、知り合いに。
我が家の家具は、不動産業者からレンタルしていたのでそれも間違って持って帰らないように把握。
インドにあるものを今更思い出し、把握する作業は本当に大変でした。
1年前に置いてきたもの。。覚えてないものも多い!!
今駐在中の方、これから仕事などで海外に行く方は、一時帰国のたびに、お部屋の写真をある程度撮っておいたほうがいいかも。
あとは、駐在中に、売るものや持って帰るものを想定してメモしておいたほうがスムーズだね。頭で考えていても、実際に日本に帰ってしまうと、現地に何があったか思い出すの大変だし。
現地で売るものをリモートで対応
日本食、蚊取り線香、冬の大気汚染を遮断する目張りグッズなど日本人が必要なアイテムなどは日本人向けに。
(インド日本人コミュニティのLINEグループの売ります買いますグループへ投稿。)
家具や、子供用品など、ローカル(インド人やインドに住む他国駐在)向けに販売。
・カバリ業者(カバリが今はできないので、3分の1くらいの値になるらしい。。)
ローカル向けの販売はかなり大変。その場にいないので、伝えたいものも伝わらない。
メイドさんに写真で物の写真を撮るところから当日の接客対応まで、頑張ってもらいました。
フェイスブックのデリーディッシュに投稿して売るコツは、投稿内容にきちんと番号を付けて使用年数や、購入金額、売り値(Selling price)も記載。写真にも投稿に合わせた番号をきちんと付ける。簡単だけど、できてないローカルもわんさか。わかりやすいと質問も減るからね。
おかげで2日くらいで20個くらいのものが完売したよ!
カバリというのは、本来インドから本帰国する前に、いらない物をローカルに競りをしながら売り捌いてくれる業者。
本帰国する家で開催され、本帰国する方がいらないものに値段をある程度付け、買い付けインド人たちが家にわんさか集まってこれがほしい、あれがほしい、というのをカバリ業者が対応してくれる。(本帰国名物。)
今回はそれもできないのですが、カバリ業者は健在で、家に来ていらないものを買ってくれます。が、色々難癖を付けて値段はだいぶ安くなりました。。
(ここに傷がついている。こんな値段は売れない。これはいらない。などなど。)
今はだいぶインドに戻ってきてはいるものの、小さい子供がいる日本人家族の多くが帰国してしまったので、子供用品、赤ちゃん用品は日本人向けだと難しそうと思い、ローカル向けに安く売ったよ!!
引越し業者を選定
数社の引越し業者に家に来ていただき、見積もり依頼。
持って帰るもの、置いていくものなどを全てお伝えするのですが、これもリモートなので結構時間がかかる。。
今回は3社に依頼しました。
メイドさんの次の仕事探し
これはマストではないですが、お世話になったしできるだけ次の仕事が見つかるように。
日本人向けには、ライングループで、他国駐在員向けには、フェイスブックグループのデリーディッシュを利用し投稿。
インドで欲しいものを購入
本来であれば、本帰国前に買おうと思っていたものも緊急一時帰国からの本帰国で買えずじまい。。
せめてオンラインで買えるものくらいは買いたい!!
夫のインドの電話番号、カードがあるうちに!!
ということでいくつか注文しました。
今回の本帰国で思ったのが、駐在中は全て後回しにしてはいけないね!!インド国内旅行、欲しいもの、やりたいこと、、思った時にやらないと。こういった急な異動や、急な本帰国はこれからもあるかもしれないし。。
・インドのかわいいおもちゃ
・インドの子供服
・インド綿を使ったストール
・テーブルランナー
・インスタントチャイ(これは大好きなものを!!)
・クッションカバー
・ボロシルのカップ
・圧力鍋
インド綿を使ったものはインドが安いしかわいいものもたくさん!ファブインディアのオンラインで購入。
また、インドは英語の子供用の絵本も比較的安く手に入ります。アマゾンインディアで購入。
インドの圧力鍋は、シンプルで使いやすくて駐在中使い倒しました。なので、もう一つ、アマゾンインディアで注文。
引越し当日に、引越し業者さんに、あれ?この荷物は見積もりのときになかったですよね。。と笑われてしまったのは秘密の話。。(そこまでの量ではなかったので全く問題ないと言われましたが、、)
リモート引越し
リモートで引越し作業。
当日は、夫も仕事をブロックし、夫婦2人で対応。
最初に、ビデオ電話で、持って帰るものと置いていくもの、船便と航空便の確認。
初めに航空便を詰めてもらったけど、重さ制限があるから、ビデオ電話でどこまで持っていけるか細かくやりとりしながら対応したわ。
航空便、もう少しいけそうです。こっちのおもちゃも入りそうです。このおもちゃはどうでしょう。。という感じでね。
航空便は、船便で運ぶ間に臭いがついてほしくないスーツ、今すぐに必要な本やおもちゃ、赤ちゃん用品を中心にしたよ。
作業中は電話は切っていますが、ひと作業終わるごとに電話やビデオ電話でやりとりをしながら。
だいたい終わるまでに、6時間くらいかかりました。
自分たちが動いているわけじゃないのにどっと疲れたよー・・
インドから日本に持って帰ってこれないもの
- アルコール類
- 紅茶やお米
- 開封してある食品
- 賞味期限切れのもの
インスタントチャイや、開封していなくて賞味期限が切れていないものは持って帰れます。
リモート引越しで面倒だったこと
- ローカルにものを売ること
- アルコール類が持って帰れないこと
日本に持って帰っても、海外で買った電化製品は変圧が違うと使えないし、家の大きさが違うから家具も合わないし、とにかく売れるものは安くでも売ってしまいたかったので、ローカル向けにも売り出したのですが、、
ローカルにものを売るのはとにかく大変でした。
インド人の自由気ままな性格が思いっきり出てて、欲しい!!キープして!!今から行く!!電話して!!やっぱりいらない、気が変わったわ!!なんてこともザラ。
商品引き渡しのときに家の中を物色して、これはいくらだ?と欲しがる人も。。
約束の時間を守らない人もいたね。。メイドさんは通いで来てもらっていたから、引き渡しの時間にメイドさんに我が家に来てもらって対応してもらってたけど、早くきたり遅かったり。リモートで対応する方もそわそわしたね。
アルコール類が持って帰れないというのも大変でした!
高いものではないのですが、旅先でワインをちょっとずつ購入していたのを、一切持って帰れないのが辛く。。
結局、知り合いの方に預かってもらって、夫が出張に行くときに持って帰ってくる予定。(予定は未定ですが。。)
リモート引っ越しのその後
不動産業者から追加費用の請求
- 壁の落書きの修繕費
- トイレ破損の修繕費
引越し後、不動産業者から追加請求がきました。。
壁の落書きは、心あたりあり。白い壁が息子の壮大なキャンパスになっていたので。。
引越しが決まる前から少しずつメイドさんに掃除をお願いしていましたが、どこまできれいになったかは把握しておらず。
(数万ルピー。。)
トイレが壊れていたのは心あたりなし。
経年劣化で済みそうな案件をよくもまぁ。。その場にいないから、うまく反論できずもやもや。
そんなこんなで引越しを終えました。
無事に届きますように。
インドから緊急帰国して、物がない状態から1年、基盤を整えるためいろんなものを購入。
もうインドから物が届かなくても生活している中、80箱くらいの荷物がこれから届く。。恐怖です。。
インドから子供のサイズアウトした洋服が届いたらキャリーオンで売ろうと思います。
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